■『透き通るこの感覚は【前編】』

レイシフト先で立香が拾ってきた鏡をのぞき込むと、
なんともう一人の立香が出てきた！
2号と名づけられた彼は、責任を感じた立香とガウェインが世話をすることになった。

時間が経つごとに立香の記憶もコピーされていく2号は、
マシュを入れた4人で遊んでいるときも記憶を得ていた。

――ガウェインと立香がキスをしたシーンを。
（二人ってそういう関係だったの…！？）
記憶をどんどんとコピーしていき立香に似てくる2号と彼のお世話をするガウェイン。
そして、恋人が2号ばかりを構って若干の不満を抱える立香。
2号とはいったい何なのか。
そしてガウェインとぐだ男の関係は崩されてしまうのか。

■『透き通るこの感覚は【後編】』
「俺、ガウェインのこと好きだよ。
　　　　　　　ガウェインの恋人になりたい…
　　　　他の人が知らないようなことまで知りたいし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　側にいたいんだ…―」

ダ・ヴィンチから聞かされた緊急事態…
それは、あの呪具は記憶をコピーしているのではなく
魔力と一緒に吸い出しているというものだった。

「2号を壊せば全て立香に戻る…一刻も早く、
　　　　　　　　　　　　彼を破壊する必要がある…―」

立香の記憶を見る度、羨ましさが募っていく2号…
そして、ダ・ヴィンチに2号の破壊指示を受けたガウェインは…―
ガウェインと立香…そして2号の切ない感情が描かれた心揺さぶるラブストーリー。
3人の想いの行方は、どうぞお手元にてお楽しみ下さい。